水郷のまちで知られる滋賀県近江八幡市内にある。
敷地は市街地の外れにあるが、歴史のある古いまちである。まち中には石の地蔵さんが路傍に随所に埋められ、歴史を感じる町並みである。その地蔵は、お顔の形がわからない程、風化して並んでいるが、いつ訪れても美しい花がそえられ、歴史を大切にして暮らす姿を感じる美しい町である。近江八幡でおこなわれる3大祭り(左義長まつり、八幡まつり、篠田の花火)のうち一つ篠田の花火の火祭りでも有名なまちである。
T邸 北西側外観
T邸 北東側外観
そのまち中にあるT邸、築後100年程経過している。
数年前に、再生が可能かどうか相談を受け、早速に「住まいのドッグ入り」現況調査(インスペクション)に入っている。住まいの「健康状態」は驚くほどよいことから、構造的な補強は最小限のものとして、住まうことの快適性=アメニティにコストを重点的にかけ、改修することを提案している。新建材で隠された中にあった、元々の「素形」をあらわしにすることをデザインコンセプトとして改修している。長年壁の中に隠されていて、半世紀ぶりに住まいの中にあらわれた美しい柱、梁は家の歴史と共に美しい時空間になって蘇えっている。
南側外観1
南側外観2
玄関ホール1
玄関ホール2
リビング・ダイニング
居間
廊下